淋しいと泣きながらすがることなんて

手越祐也退所。

きっといつかはこの日が来るんだろうなと思ってた。何なら今までのメディアでの発言とかを見てて勝手にSTORYが終わる時に彼が居なくなるんじゃないかと何となく考えてた。裏を返せば、STORYをちゃんとした形で終える日まで彼はNEWSに居てくれるだろう、という勝手な期待をしていて。

ジャニーズに限らずアイドル、ないしは芸能人を応援する身であるのなら、いつかはその応援する人との終わりが来るのは分かっている。人間の生命自体永遠の物では無い上、人の気持ちや考えなんてもっと無常なものだから、なんて言われようといつかは期限日が来るってちゃんと考えていた。

その終わりがその人がいなくなる日なのか、自分自身が降りる日なのかの2択なのも分かっていて。

今回の場合は前者で。正確に言えば『ジャニーズ事務所から居なくなる』だった。
いつかは・・・と思ってた反面STORYまでは・・・と淡い期待を抱いていから、悲しみや寂しさより先に衝撃と混乱が来た。事実として脳に入って来てはいるものの、理解しきれてなくて、こんなことを言うのはおかしいかもだけど信じきれていないところがあって。受け止めては居るけど受け入れられなかった。



先日のWHYで歌った『クローバー』。3人で歌った手越くんのパート。
『ずっと同じ景色見てきたね 君がいるから幸せ 幾千の悲しみや別れ乗り越えて 永遠に君に幸あれ』という歌詞。私は「ずっと同じ景色見てきたね君がいるから幸せ」、を手越くんに言っていると誠に勝手ながら受け取っていた。だから、ほんとに勝手にやっぱり帰ってくるよ、なんて思ってた。

でも、きっとそれは違っていて。

3人が伝えたかったのはきっと「幾千の悲しみや別れ乗り越えて 永遠に君に幸あれ」の方だったんだな、って。ここで別れても君に幸あれ、って言いたかったのかな、と気づいて涙が止まらなかった。

初めて好きになったグループが4人のNEWSで。
もう減らないから、4人でやるから、大丈夫だから、って沢山言っていて。先程言った通り、永遠なんて無いって分かっていたけど、この日がいきなり到来するとは思っていなかった。


こういう時に限って、KATーTUNと『半分かぁ、俺たちも過半数割ってるし』って言ってた少プレとか、『これ以上メンバー減らすんじゃねぇぞ!!』ってイノッチに言われた時の少プレとか、慶ちゃんがメンバーに手紙を読んだおしゃれイズムとか、『おでんになったよ、いちごになったよ』『今のNEWSが1番好きだよ』ってコヤシゲが泣きながら言ってた夜会とか、『9人から4人になったけど笑って許してね』って替え歌でネタパレで歌ったまっすーとか、変ラボの大喜利で「次のシングルが世間をざわつかせている、どんなタイトル?」っていうお題に誰が答えた『三銃士』って答えとか、そういうことばっかりが頭をよぎった。


それが過ぎった時に、やっぱり手越祐也が居たNEWSが好きで、彼がNEWSというグループとお別れする事実が虚しいくらいに寂しかった。
これまで私が応援してからも(彼に限らず)不祥事があって幾度となく、悲しい気持ちにさせられてきたけどそれらの何倍も苦しかったし、悲しかった。

まだ居て欲しい、なんて気持ちは1ファンのエゴでしかない。本人の為にも、もしかしたら他のメンバーの為にも、NEWSというグループが存続する為にも、このタイミングでのこの決断は致し方ない事だったのかもしれない。
それでも、私は、タキツバへの中居くんの言葉じゃないけど『ピリオドを打ってほしかった』という気持ちがどうしても拭いきれなかった。もちろんピリオドを打つという概念に正解は無いし何をしたからピリオドを打てたという決まりもない。だからこそ、1ファンの私としては彼なりの形でいいからもう少し上手く別れることが出来なかったのかなぁと思ってしまう。

未練がましいかなぁ。。

でも、活動休止になって、そのまま公式で彼の口から何も言わず退所、なんてこっちの身としては『NEWSの手越祐也』とすっぱり綺麗にお別れができるわけが無い。中居くんやすばるくんみたいにあのレベルで円満退所して欲しいとまでは望まない。でも、何らかの形でちゃんとピリオドを打って欲しかった。このタイミングで退所するのにそんな無茶な、とは思うがせめてジャニーズ事務所にいるうちに本人の口からちゃんとした説明を込みで退所を伝えて欲しかった。
とは言えど私に責める権利は無いけど。

決してこれらの騒動諸々含め、私が手越祐也を嫌いになった訳ではない。騒動前後で彼への好き度は私の中では変化がなかった。
これを『お花畑脳』と取る人もいるだろう。
言い方は悪いかもしれないけど「こういう人だ」って分かってたから残念だなぁとは思うけど変に失望もしなかったし、怒りも湧かないし。彼がNEWSというグループにいたことを否定したくもなかった。今後3人がどういう道程を歩んでいくにしろ手越くんを、彼がいた事を否定すると今までNEWSが歩んできた道のりを否定してしまうのが嫌だった。かと言って素直に送り出せてる訳でもないけど。


でもここで終わってしまった事に対して何を言ったって状況は変わらない。彼も、NEWSというグループも前に進んでいくだろう。強いて言うなら自分の気持ちを具現化して落ち着かせる事ぐらいにしかならない。だからこそ、『NEWSを守る』という決断をしてくれた3人に感謝の思いがある。
『○人だからこそこのグループ』という考えを否定する訳では無いが、『どうであれNEWSというグループを存続させる』という決断をしてくれた3人。私は手越くんが居ようと居まいと残りの3人が好きだし応援し続けたい。今までの道のりがあったからこそのこの判断だと思う。過去の彼らがあったから何があってもNEWSを残す、と決めてくれたのだと思う。きっと彼の脱退で歌えなくなる曲は必ずあるし、きっと彼のいた時を思い出して寂しくなる事とかifを考えたりすることもあると思う。でも、だからといって新しい形を愛さないわけが無いし、これからもNEWSが好きで居続けたい。いつかはきっと3人ともお別れする日が来ると思うけど、それまでは。そしてそのいつかが来るのが遠い未来ということを願い、希望を手放さず、絶望に手を出さずに。

最後に!!
手越くんへ!!
今までありがとう、フィジカル・メンタル共にモンスターでキラキラアイドルしてたあなたが大好きだったよ!!!貴方の歌がとても好きだった!!素直に応援は出来ないかもしれないけど、これからの活動も頑張ってね。
NEWSへ!!
NEWSというグループを残す決意をしてくれてありがとう!!これからも応援し続けます!大好きです!!!